渋井式モデリング

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18年度プロ野球シーズン振り返りと来季の展望【DeNA】

VICTORY is within US.

 

はじめに

某渋井の野球記事を見て書きたくなったため自分も記事にすることにします。また、ファンになった時期が今年の6月のため、それ以前の試合については言及しません。知識も浅いことをご了承の上、つづきをどうぞ。

 

 

 

 

ポジション別渋井式注目選手データを乗せながら、一言コメントをば。

 

 先発投手

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先発投手まとめコメント

東以外全ての選手がローテーションを維持できない悲惨な状況であり、マシンガン継投にならざるを得なかった。その代わり、仕方がなくという側面もあるだろうが、若手投手に多く経験を積ませることが出来たことは今後生きてくるだろう。特に、飯塚、京山、平良ら若手の台頭は来年以降に期待が持てる。

 

個人コメント

東:素晴らしい安定感と長いイニングを投げられるスタミナで1年を通してローテーションを守った実質エース。こいつ本当にルーキーか?来年以降も計算できる投手を期待したい。今年は本当に助かった。新人王おめでとうございます。

石田:開幕投手を務めるも被弾に泣きローテーションを守れず。シーズン中盤より中継ぎへ配置転換されるが、これが大当たり。ロングリリーフとして期待以上の働きを見せる。終盤には再び先発へ戻されるが、良い投球をしていたため来年は先発として投げ切ってほしい。

井納:今季はリリーフへ転向して始まったシーズンだったが、他先発陣の不調により先発復帰。長いイニングを投げられる先発として後半戦のローテーションを支えた。9月下旬に怪我で離脱したことは少し心配。来年は先発として投げて欲しい。

今永:去年一昨年と素晴らしい成績を残した元エース。ほとんど毎回ボロボロであったが、それでも今永を投げさせないといけない横浜先発陣の層の薄さが露呈した。後半は石田同様中継ぎへ転向したが、復調は見られなかった。変わりすぎた失敗を経て、変わらない自分へ変えると誓った左腕は期待してもいいのだろうか。

濵口:7月序盤にあったワーストタイ押し出し四球のおかげで印象は悪いが、後半戦ではしっかり先発としての役目を果たした功労者。大きな武器であるチェンジアップはこれからも通用するのか、それとも完全に見切られるようになるのか。もう少し制球が定まれば楽に勝てそうなんですけどね。

飯塚:台頭した若手1。登板はほとんどが前半戦である。防御率の割に勝利を得られなかったが、他指標はまだまだ。本来はここまで1軍先発させる段階ではないのかもしれないが、足りない先発ローテに入るハードルは決して高くない。

バリオス:シーズン中盤にライナーを脚に受け離脱したが、それまでは安定した投球を披露。まだ契約の情報は出ていないが、私としては是非来年も横浜で投げて欲しいピッチャーである。

京山:台頭した若手2。高卒2年目でありながら勝利数3位タイである。9月の8回2/3を1失点に抑えた試合が印象的。開幕ローテは厳しいだろうが、誰かの代わりとして入れるなら必ず選択肢に入る。今年多くの経験をしたことが来季への期待を否応でも高めさせられる選手だ。

ウィーランド:去年10勝した二刀流投手。8番に投手を置くオーダーは彼のためにあるようなもの。今年もその打棒を遺憾なく発揮したが、肝心の投球で捕まる。来季の契約はわからないが、新しい外国人を連れてくる冒険のために切りたくなる選手ではない。

平良:台頭した若手3。シーズン後半から出場機会を増やし、勝ちを重ねた。防御率は良いが、長いイニングを投げれられないことが一つの課題。スタミナを強化して安定して7回は投げる投手になることを期待している。

 

リリーフ投手

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リリーフ投手まとめコメント

今年は先発が早めに降板する関係で出番が多くなっていたが、勝ちパターンの継投は本当に頼もしい限りであった。特に、8回パットン9回康晃での繋ぎでどれだけの勝ちを拾っただろうか。他にも、ロングリリーフとして使える三嶋やエスコバーの存在も大きかった。

 

個人コメント

三嶋:今季羽ばたいた選手であり、ロングリリーフとしても大活躍した中継ぎ投手。終盤に大炎上して防御率こそ爆上がりしたが、高い奪三振率で安定した投球を見せた。勝利7はリリーフながらチーム2位。どうなっているのか。

山崎:セーブ王に輝いた横浜の守護神。夏に崩れた場面もあったが、安定した投球で僅差の試合を多く勝ちへ導いた。今年ビジターでは1失点しかしてないんですよね?ハマスタに弱い男。ホームの防御率は5点台でした。ハマスタでも強い守護神になってくれれば無敵だぞ。

平田:リリーフで使っていたが、先発させてほしい。前半に一度先発をして悪くなかったのにその後使わなかったのはわからん。敗戦処理のリリーフはもういるんだから足りない先発で試してほしい。国吉も同じ。

三上:前の投手が出したランナーは返すけどそれ以上は点を渡さない印象。後半はワンポイント起用が多かったからそう感じるのかもしれない。それでも勝ちパターンの一角であるから、どこか強みを発揮してほしいところ。

田中:藤浪にグラスラを打たれて終わった。とにかく打たれる。一時期輝いていただけに悲しい。制球だったり変化球を磨けばよくなるのだろうか。

砂田:酷使された功労者。後半捕まったが、それまでよく投げてくれて助かった。基本ワンポイント起用だが、1イニング投げられるならその使い方の方がしたい。というより、先発がすぐ降板するあおりをもろに受けた投手だと思う。壊れないでくれ…

パットン:8回を投げるセットアッパー。彼と山崎のおかげで僅差で7回を終われたらほぼ勝ちを拾えた。終盤にはイニング跨ぎが出来るスタミナも見せ、使いやすいリリーフでもある。指標を見て欲しいが、山崎が抜けたらクローザーを任せることもできる。実質守護神×2なんだよなあ。来年も残ってくれるようで、頼りにしている。

エスコバー:2イニングは投げられる最速158km左腕。短期間で酷使して2軍で休ませる運用をさせられていたが、来年は外国人先発投手がどうなるかによって起用は変わってくるだろう。彼も来年残留ということで、助かるわ。何でもできる便利リリーフはいくらでも欲しいし、先発事情により足りていない。

 

1塁手

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1塁手まとめコメント

なし

 

ロペス:失策無しで守備率1.00を達成し、GG賞に選ばれた助っ人。打撃もクリーンアップの一員であり、守備においてもハーフバウンドをかなり捕ってくれたりと不動の1塁手であることは間違いない。離脱した場合1塁はソトが入ると思います。

 

2塁手

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2塁手まとめコメント

他チームと比べれば、低いレベルで争っている感はある。今季は主に柴田が先発したが、守備がこの4人の中では明らかに上手なので、また打撃においても打率こそ低いものの出塁率が1割増しとなり当然の起用と言いたい。だがこのポジションはソトも守ることが出来るため、外野手とも競争を強いられるのが辛いところだ。

 

個人コメント

倉本:いろいろネタにはしているけども、正直好き。頼むから打率を上げてくれ、280くらい打ってくれればすぐスタメンだぞ。でも早打ちは好きじゃない。スタメンになってほしいけど、適したポジションは代打だと思う。失策は思ったより少ないけど、たぶん倉本前ヒットのせい。

石川:頼れるベテラン石川雄洋。守備は除く。打撃は粘って四球をもぎ取れる私が好きなタイプ。柴田も同じような打撃をしている。一番印象的な場面は満塁時に12球粘って四球を選んだシーン。二番目は盗塁時のベースカバーで好送球を後ろに逸らしたところ。

柴田:一押し。少なくとも今季の成績ならスタメン確定。長打は期待していないので、打率を250くらいまで上げてくれればうれしい。ショートも出来るということで、大和の後釜を担えるかどうかというところ。最終形は外野出来ない大和になるのかな。早く大河が出て来てほしい。

山下:少しの間足りないセカンドに入っていた。打撃はまだまだだが、守備が良くなれば選択肢には入るだろう。年齢的に守備固め要員を目指すとよさそう。

 

遊撃手

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遊撃手まとめコメント

なし

 

個人コメント

大和:これだけ打てて守備が上手いなら当然正遊撃手なんだなあ。後半1番を打っていたが、桑原が好調又は安定していたら1番は譲りたい。地味に盗塁している足の速さもある。大和柴田の二遊間大好き、来年も良い守備が見たい。

 

3塁手

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3塁手まとめコメント

なし

 

個人コメント

宮崎:離脱なしでずっと守ってくれて助かった。6月とか宮崎個人軍の時あったしな。去年と比べて打率をほとんど変わらず本塁打をほぼ倍増させるなんてとてもすごい。そして、三振も45ととても少ない。早打ちということもあるが、とにかく当てる。最多安打も惜しかった。守備も悪くないし、そのまま来年も成績を維持してほしい。GG賞おめでとうございます。

 

捕手

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捕手まとめコメント

打率が誰も.200に乗っていないのはどうなのか。ただ打撃に関しては途中加入の伊藤光さんが頭一つ抜けているし、肝心の守備も良いということで、来季の正捕手は伊藤光さんじゃないかなと思います。戸柱はもう少し打てないだろうか。

 

個人コメント

戸柱:打てずに2軍へ行った捕手。守備に関しては嶺井と大差ないように思うので、とにかく打撃を鍛えれば1軍は近いだろう。

伊藤:オリックスからトレードで加入した「打てる捕手」。思ったより打てていないが、出塁率は3割を超え他を圧倒している。後半はほとんど全てでスタメンマスクを被り、正捕手の座はほぼ手中である。

嶺井:1年を通して多くの試合でスタメンマスクを被った正捕手。守備は並、打撃は期待せずに待つと意外なパンチ力が見える。それと、バット投げが綺麗で何度も見返したくなる魅力を持つ。ホームランを打って一番気分が良さそうな選手。構えが桑原に似ているのも好き。もう少し打撃磨いてほしい。

 

外野手

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外野手まとめコメント

一番の激戦区、外野。ここに割り込むには非凡な打撃が求められる。正直打てれば守備はそこまで求められていない。ただ、桑原の守備は安心できる。

 

個人コメント

桑原:7月にサイクルヒットを達成したセンター。打撃は7月以外は微妙。安定して打てれば不動のセンターなんだが、本当に打撃がムラだらけ。打率も270は欲しい。ただ、守備は文句が無いどころかGG賞をもらったこともある好守備のため、フルイニングで使いたいんだが、やっぱり打撃。

梶谷:怪我に悩まされたが、ポテンシャルはある。クリーニング手術を受け、来年は最高の状態で臨めるか。

神里:1年目にして、スタメンもアリなルーキー。死球で怪我をして離脱してしまったが、それがなければ1軍帯同は最後までだっただろう。代打としても、代走としても使える。しかもイケメン。

筒香:日本の4番さん。打率、本塁打と文句はないが、得点圏打率が低いのが満足度を下げている。4番こそチャンスに強くあれ。

乙坂:守備は良い方、打撃は悪い。何故かスタメンで使われたりしたが、ラミレスに気に入れられているのだろうか。守備固め以外に長所が無いと1軍すら危ういのでは?

楠本:今年よく代打で使われていたが、ルーキーということを忘れないように。去年大学代表の4番を務めていたようだが、もう少し打率か長打が欲しい。今度に期待。

佐野:長打が望める左の代打。スタメン出場すると打てなくなるのはどうにかならないか。打撃さえ伸びればロペスの後の1塁手候補にもなるし、とにかく打て!

細川:高卒2年目、未来の4番候補。非凡な打撃を持つが、ファームでは打てていなかったよう。でも1軍では選べるしまあまあ打てるという、よくわからない成績。あと2年後くらいにはスタメンに定着できるような打撃を期待したい。

関根:代打代走要員。打てているのになぜかあまり出番が無い。もう少しみたい。

ソト:本塁打王ベストナインを獲得。107試合で41HRの天才ホームランバッター。彼のおかげで何試合勝ったかわからない。7月以降のソトは4番に座るべきだった。来年から2年残留してくれるようで、黄金期待ったなし。サンキューソト。

 

 

来季の展望

今季の弱点は先発の不足と得点力の不足だった。先発は新外国人やドラフトの上茶谷をアテにしたい。Deのドラフトはここ数年当たり続きであり、期待している。得点力に関しては、既存選手の大幅な成長はないとして、早打ちをやめて四球を増やしに行くことで改善できると思われる。ともあれ、Aランクに入れれば十分良い成果だろう。勿論望むのは横浜優勝である。それにしてもここまで野球にはまるなんて思わなかったぞ。

 

おまけ 印象に残った試合3選

1.8月17日広島戦 横浜スタジアム

広島 5-7 DeNA

8回裏に筒香宮崎ソトの3者連続ホームランで一挙7得点し大逆転。一発攻勢の恐ろしさを宣伝する。

 

2.8月3日広島戦 横浜スタジアム

広島 6-7 DeNA

延長11回裏にてラミレス渾身の奇襲、代打ウィーランドが四球で出塁し満塁に。最後に倉本が1球目を叩きサヨナラとなった。

 

3.9月28日巨人戦 東京ドーム

DeNA 0-1 巨人

菅野と東の両エースの投げ合い。9回裏に砂田が長野の一発に泣きサヨナラ負けを喫する。東は7回無失点、菅野は9回完封と怒涛の投手戦が展開された。実質的にペナント3位を争った決戦であり、CS争いに終止符を打ったと言っても過言ではない。なおその後菅野はCSを含めて2回完封勝利をし、一つはノーヒットノーランであった。

 

以上、一ファンの感想でした。来年こそは優勝へ向けて、熱く立ち上がれ。