渋井式モデリング

プラモデル製作記。他いろいろ。

プラモを作ろう 飛行機模型編2(32-2)

組み立て編

 基本は説明書の通りに組み立てます。ですが、飛行機模型では説明書通りでなくとも真っ先に組み立てたい部分があります。それがコクピットです。

 

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この説明書では最初に組み立てる指示ですね。まずコクピットを最初に組む理由ですが、飛行機模型では胴体を組むときにコクピットを挟み込んで接着することが多いです。最近は後で組み込めるキットもあるにはありますが、基本先に組み込みです。コクピットを組み立て、塗装しておかないと胴体以降の組み立てに入れないわけです。飛行機模型製作の1日目はコクピット塗装し、胴体を組み立てるまでです。

 

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GSIクレオスのMr.CEMENT SPにて接着しているところ。この接着剤は粘度が低く接着したい隙間に流し込むタイプです。私のオススメ接着剤です。これを買いましょう。これに限らず、プラモデル用接着剤(スチロール用)というものはプラを溶かして溶着させるので、くっつくのは早いですが、完全に乾燥するのは遅いです。できれば1週間ほど置いておきたいですが、早く進めたいならくっついてすぐ塗ってもいいです。ただ完全に接着されていないのでまだ接着強度が無いことを忘れないこと。この溶着方式は完全乾燥した際の強度が長所ですし(扱いやすいことも長所)、出来るだけ接着した後は放置したいです。

なお、瞬間接着剤を使うのは強度が無いためお勧めしません。後で力がかかった時に割れます。

 

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コクピットを組んで胴体の片方に接着した図。ここから筆を突っ込んで塗っていきます。塗る色は説明書に書いてあります。

 

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とその前に、接着せずに胴体や主翼を合わせてみて問題がないか確認です。どこかゲートの切り忘れがあったりするとここで合わなかったりするので、今のうちに確認して干渉する部分があれば削って合うようにします。古いキットや海外製のキットだとミスしなくても合わないことがありますが、タミヤなら大丈夫かと思います。タミヤを勧める理由の一つでもあります。

 

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ラッカー系のMr.COLORの116番RLM66ブラックグレーと60番RLM02グレーで塗りました。似たような色なら何でもオッケーです。

 

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エナメルのタミヤスミ入れ塗料ダークブラウンで洗うように塗りました。洗うように塗るのでウォッシングとも言います。かなり薄めた塗料を塗って塗料を端に溜まらせ、輪郭をはっきりさせ、また違う色同士を馴染ませる効果があります。困ったらこれをすればなんとかなる。

 

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コクピットを塗り終わったので、胴体に挟み込んで接着しています。接着されるまでずっと手で押さえるのも辛いので目玉クリップで押さえています。ここまでで1日目は終わりです。接着されるのを待ちながら寝ましょう。主翼など接着する部分があればこの段階で接着しておくと余計な待ち時間が発生せずスムーズに作れます。

では今回はここまで。次回組み立て完了から塗装まで行います。

 

プラモを作ろう 飛行機模型編3(32-3) - 渋井式モデリング