渋井式モデリング

プラモデル製作記。他いろいろ。

1/72 三式戦飛燕1型丁(28-3)

ガイアノーツのメタリックカラーを称えよ。

 

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サフを吹いた上からガイアノーツのスターブライトジュラルミンを塗る。粒子が細かくギラギラしてていつでもどこでも塗りたくなる銀です。最高。まあこれが無塗装銀かと言われるとはいそうですとは言いにくいかもしれない。パネル毎に違い付ければもうちょいよくなるかも。

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胴体の帯や日の丸を先に塗装してマスキングしておく。動翼は明灰白色で。日の丸やらを先に塗るのは、今回離型剤を塗って上の塗膜を実際に剥がそうと思っているため。日の丸はそれ以外の塗膜がボロボロでもきれいに直されていたそうなので(実際に写真を見ても日の丸は大体綺麗)、剥がれないように先に塗るのです。動翼は灰緑色指定でしたが、ゼロ戦灰色論争で現在灰色(模型用塗料の灰白色)が優勢なので、調べてみたわけではないが陸軍だけ灰緑色を使うのだろうかと思い灰白色で塗装。主翼上の日の丸は下地を塗っていないため多少銀が透けてメタリックっぽくなったな。赤は隠蔽しない色だからどうしても塗膜が厚くなるし、筆で塗りにくいしで気を使う色ではある。ただフェラーリとかにぶわっと吹いてみたくはある。

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迷彩を濃緑色川崎で、敵味方識別帯は黄燈色で、防眩塗装とウォークウェイはジャーマングレーで塗装。線で描かれた迷彩はキットの説明書にあったものが世界の傑作機にも載っていたので写真が載っている本をメインに見ながら塗装。面白い迷彩だなこれ。尾翼は動翼にも迷彩がかかるようだったけど忘れてました。しっかり見比べよう。

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ここで塗っておいた離型剤の効果発動、ピンセットで塗膜を引っ掻き剥がす。よく触るだろう部分を重点的に剥がす、とにかく剥がす、剥がす、剥がす。そしてやりすぎる。このつい剥がしすぎる感覚は他の人が剥がれまくりのヒコーキを作る理由の代表的な理由の一つに入っているだろう。止まらない、これは実際麻薬である。別に有機溶剤吸って頭がイカレたとかそういうわけではない。断じて。

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デカールを貼ってウォッシングをしてほぼ完成状態へ。このデカールはすぐ台紙から離れて糊もあり、さらに丈夫で薄く、これを私は望んでいたと感じるほど。品質については褒め言葉しか出てきません。これの唯一残念なところは、フラップ上部にある「フムナ」だけは左側は「ナムフ」となるが反転されておらず、「フムナ」が2つあること。説明書に正しい並びがあるが、1文字ずつ切り分けて貼ることに気付かない可能性がある設計ミスが一つありました。まあ今から正確な飛燕作りたかったらタミヤ買おうな。こっちも悪くはないけど、あっちの方がたぶん安いしね。では今回はここまでにします。次回完成。